こんにちは。にんじん堂薬局 「笑顔の漢方@ラジオチャンネル」です。

今日は「腸活とリーキーガット」についてお話しします。

最近「腸活」という言葉をよく耳にしますね。腸の状態を整えることで、肌や心の調子まで良くなる。そんな話を聞いたことがある方も多いと思います。

でも実は、腸の健康を守るうえで「リーキーガット」という言葉もとても大切なんです。

リーキーガットとは、日本語で「腸もれ症候群」といわれます。腸の粘膜にすき間ができて、本来吸収されるべきでないものが体の中に入り込み、アレルギーや肌荒れ、疲れやすさなどを引き起こすと考えられています。

では、どうすれば腸を守り、リーキーガットを防げるのでしょうか?

ポイントは「食事」と「生活リズム」です。

まず食事ですが、腸の粘膜を傷つけるものを減らすことが大切です。

加工食品や添加物の多いもの、揚げ物、アルコール、過剰な砂糖や小麦などは控えめに。

そのかわり、腸をいたわる発酵食品や食物繊維を意識してとりましょう。

味噌、納豆、ぬか漬け、そして野菜や海藻、きのこ類。

とくに朝食に味噌汁を取り入れるのはおすすめです。日本人の腸にはぴったりです。

また、食べ方も大切です。

よく噛んで、ゆっくり食べる。夜遅い食事を避ける。

それだけでも腸の負担はずいぶん減ります。

次に、運動と生活リズム。

腸は「第二の脳」とも呼ばれるくらい、自律神経の影響を受けやすい臓器です。

ストレスや睡眠不足が続くと、腸の動きが鈍ってしまいます。

ウォーキングやストレッチなど、軽い運動で体を動かし、リラックスする時間を持つことも、立派な腸活です。

そしてもうひとつ大切なのが、「自分の腸の声を聞く」こと。

お通じのリズムや、食後のお腹の張り、肌や気分の変化などを意識してみてください。

体はいつも何かを伝えてくれています。

腸を整えることは、心と体のバランスを整えることでもあります。

焦らず、少しずつ、自分のペースで続けていきましょう。

今日もあなたの体が、内側から元気になりますように。

おすすめの記事