花冷えですね。春なのに今日はひんやりしています。
この時期、風邪をひいてしまったらたいへん!
感染していたら?なんて、ちょっと風邪っぽい症状でもいろいろ心配になってしまいますよね。
漠然とした不安疲れに、寒暖の差が重なると体調を崩しやすくなります。
風邪かな?と思ったら早めにのんでほしい漢方薬について紹介します
①葛根湯(かっこんとう)
誰でも知っている葛根湯です。でも、どんなタイプの風邪にもあうというわけではありません。
葛根湯があう人は
*風邪のひき始めで寒気があって熱がでて汗がでていないこと
脇の下さえも汗をかいてないことが絶対条件です。
*食欲が落ちていない、
*首や肩がこわばってる、頭痛、節々の痛み、咳、鼻水などの症状がある
そんなときに、葛根湯はカラダを温めて汗を出すことで風邪を治してくれるお薬です。
熱いお粥や卵酒などでもっと身体を温めると効果があがります。
②桂枝湯(けいしとう)
この処方は漢方の古典書の最初にのっているいちばん基本的な処方です。
葛根湯は、汗が出ていない条件でしたが、こちらは自然発汗がある初期の風邪につかえます。
私は、この桂枝湯の加減方になる処方で
「桂麻各半湯(けいまかくはんとう)」が個人的に好きです。
咳がある風邪、喘息のようなときでもよいです。
比較的体力がなく、汗はでている?と聞かれても何となくわかりにくいようなときも適応でき
桂枝湯と麻黄湯の中間のような処方です。
③銀翹散(ぎんぎょうさん)
寒気はなくて、のどが痛いときには抜群の効きめがあり、感動します!
葛根湯のように冷えて寒気がしている人をあたためる薬とは正反対で、冷まして治す処方です。
清熱解毒作用で、のどの炎症や痛みを緩和してくれます。
こんな感じで風邪の漢方薬はいろいろな種類があります。
自然薬といっても、ベクトルの向きを間違えるとかえってこじらすこともあるので、専門の薬局で相談して飲んでほしいと思います。
そしてとにかく、予防が大切!
疲れ、ストレス、冷え、そしてミネラルなどの栄養バランスもしっかりとって
今日はあたたかくしてお過ごしください。
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