ポカポカ暖かくなってきましたね。
春めいた日差しに、のびやかな気分になるところですが、
ウクライナのニュースを聴くと心がザワザワします。1日も早く平和な世界に戻りますように。
さて、漢方では春は五行のなかの「肝」の季節とされています。
春の体調管理は、
これから5月ごろまでは肝を養い、できるだけのびのびと、ゆったりした気持ちで過ごすことが良いです。
「肝」はストレスに弱く、弱ることで気血のめぐりが悪くなり、いろいろ不調がおこったりします。
今は外出をひかえている方も多いかもしれませんが
気のめぐりを良くするために、簡単な体操をしてみてください。
まず、腕を高く上げて
身体を左右に傾けて、わき腹をしっかり伸ばします。
春に弱りがちな肝胆経の経絡がわき腹を通っているので、ポイントはわき腹
座ったままでもできるので、仕事中に一息つくときの習慣にするのもよいと思います。
また、長時間のパソコン、スマホの操作やストレスで呼吸が浅くなりがちです。
意識して深い呼吸をすることで、自律神経のバランスも整いやすくなります。
そして、ストレスを感じたときは、がんばり過ぎないことも大切です。
ストレスを上手に発散できなくて、気のめぐりが悪くなり、脇や胸、お腹が痛くなったり
情緒不安定気味だったり、いつもの自分ではないな?と感じたら漢方薬が適しています。
一般的に「四逆散(しぎゃくさん)」をベースに、理気薬をたしてさらに気の滞りを改善するものや、
安神薬をたして不安、不眠、動悸をしずめるものなど、いろいろ漢方薬があるのでご相談ください。