だんだん秋も深まり、朝夕は寒さが身にしみるようになりましたね。
寒くなってきたこの季節、体調を崩していませんか?
毎年、寒くなると風邪をひいいたり、冷えて体調を崩す方、寒さに弱いわ~と思う方は
今から漢方薬を飲んでおくと良いです。
ふつうの人は、別に寒いと感じない程度でも、常に手足や腰、背中などがとても冷たく不快に感じる場合を「冷え性」といいます
漢方で考える「冷え性」の原因は、大きく分けて3つあります。
それに合わせて漢方薬を選んでのむことがしっかり効かすポイントです。
<冷え体質の原因>
①カラダを温めるエネルギー「陽気」が不足している
もともと脾や腎の虚弱があって、本来の陽気が不足した状態の人です
元気がなく、疲れやすい。下痢や軟便になりやすい。
麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
人参湯(にんじんどう)
八味地黄丸(はちみじおうがん)
②水分代謝が悪くカラダのなかに痰飲ができている水滞で冷える
冷えと同時に、めまいやむくみ、頭痛や神経痛、動悸があることも多いです
真武湯(しんぶとう)
苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅっかんとう)
↑とくに下半身、足腰が冷えて痛むときにもよいです
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
③「血」のめぐりが悪く、血流が停滞して疎通が悪くなっている
冷えのぼせの症状を伴うこともある。静脈が浮いていたり、細い血管が(毛細血管)ういてみえる
肩こり、頭痛があることもある。舌や口唇の色は暗紅色~青紫色
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
今年こそは冷え性対策!
食べものにも気をつけながら、漢方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
にんじん堂薬局では、血流計で「気」「血」のバランスなども測定して処方をお選びできます。
気軽にご来店、ご相談ください。