癲癇(てんかん)という病気は不思議な病気なのだそう。
全員ではないかもしれませんが、

発作前に自分自身で感じるちょっと変わった感覚があって、
ときにこの感覚が創造性につながり芸術的感覚になることがあるそうです。

ある女性の画家さんですが、デパケンなどの抗てんかん薬を飲むと発作が起きないかわりに、
「いつもぼーっとしてひらめきがなくなった」とか。
そこで、その方は、抑肝散加半夏陳皮で経過観察中。
芸術活動も無事にこなされていると、ある専門書に書かれていました。

 

抑肝散は、目や顔面がピクピク痙攣するチック症にも選択されます。
神経の高ぶり(肝気)を抑えるという名前の通り、
抑肝散に含まれる釣藤鈎は、めまい、けいれん、ふるえ、頭痛、耳鳴りなどを抑える作用がありますし、
その他の薬草で精神を安定させたりします。

夜の歯ぎしりにも良いので、ちょっと精神的にも頑張りすぎてるなと感じたときや
家族の人に歯ぎしりを言われたら、漢方の安心薬として試してみてください。

(2019.11.8 きぐすりトピックス)

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