こんにちは。
今日は、老化や病気の原因になる「糖化」についてお話しようと思います。
糖化度は、別名「老化度」と言われているのですが、
では、その糖化ってなんなの?という説明です。
笑顔の漢方・ラジオチャンネルでお話しています。
(※音声がでますので周りの環境にご配慮ください)
糖化反応を、身近な食べものでみると、こんがりキツネ色に焼けた「ホットケーキ」です。
ホットケーキの材料は、小麦粉、卵、牛乳、砂糖などですよね。
この材料の中の卵や牛乳など「タンパク質」に
加熱によって「糖」が結びついて「糖化反応」がおこります。
ホットケーキなら美味しそうに焼けました!という感じですが
この「糖化反応」が食べものだけでなく、人の体でも起こって
とんでもない物質をつくります。
私たちの体は「タンパク質」からできています。
血管、皮ふ、脳、髪の毛、骨など、みんなタンパク質からできていますが、
「糖」を過剰に摂ってしまうと、あふれかえった「糖」がベタベタとくっつき
体温で温められ、ジワジワ糖化がすすみ、
最終糖化産物(AGE)という老化を促進させるとんでもない物質をつくります。
糖化が体の中でおこると、どうなるの?
例えば「目」
水晶体のクリスタリンというタンパク質が糖化すると濁って、白内障になります
加齢黄斑変性やドライアイも糖化から炎症が起こって発生するとされています
例えば、血管
血管はタンパク質なので、糖化がおこると、血管の内側が厚くなり、動脈硬化が起こります。
動脈硬化が進むと、血液の流れが悪くなり、脳梗塞や心筋梗塞などの原因を作ります。
例えば、骨
骨の主成分「コラーゲン」はタンパク質ですが、
コラーゲンが糖化すると、硬くもろい状態、つまり骨粗しょう症になります。
そして、軟骨は弱くなり、変形性関節痛やリウマチ、ヘルニア、痛風などがおこります。
例えば、お肌
皮ふは、コラーゲンや弾性繊維などのタンパク質でできていますので
糖化によって肌の張りや弾力が失われ、シワ、たるみが出てきます。
髪の毛も、糖化がすすむと
キューティクルを含むタンパク質の透明度が低下するため、ツヤが失われますし
もろく傷みやすく髪質になってしまいます。
ほかにも
アルツハイマー病、歯周病、ガン、メタボなど多くの病気の原因になっています。
さて、どんでもない物質を作る体内の糖化を抑える方法については、
長くなったので、次回お話していきますね。
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