若いころはどんなに疲れていても、寝ると回復できます。
若い時は放っておいても副交感神経が強く働き、自律神経のバランスが多少乱れても
すぐに回復してくれるからです。
しかし、ある年齢を境に副交感神経の働きがガクンと低下します。
その年齢は、男性が30代、女性が40代で、そのあと年代が上がるにつれどんどん低下していきます。
自律神経がバランスよく機能しているかどうかは、副交感神経がきちんと働いていることが重要です。
交感神経の働きは年齢を重ねてもあまり変わらないのですが、副交感神経の働きは年齢とともに低下していくため、
必然的に交感神経が優位になり、血流が悪くなり、筋肉や脳の働きも悪くなります。
加齢によって疲れやすくなったり、判断力が鈍くなったりするのはそれが理由です。
副交感神経の働きが下がり、交感神経が優位になるとどうしてよくないのでしょうか?
本誌へつづく・・・
<5月号もくじ>
1,自律神経のバランスを整える
2,亜鉛欠乏と自律神経失調症
3,「気」をめぐらせ、体調をととのえるくすりの話
4,肌のシミやくしすみは漢方で
5,紫外線、目のケアも忘れないで
6,スタッフルームから、お知らせ