東洋医学の陰陽の概念では「環境が暑くなるとその調和をとるために、体の内側(胃腸)は冷えてバランスを取ろうとする」と考えられています。
夏は胃腸に注意です!
養生訓で貝原益軒さんは「夏は冷たいものをとったらあかん。熱きものを食べよ」と言ってます。
わかっているけど、この暑さ。ググっと冷たーい飲み物美味しいですよね。
でも、ほどほどにしておきましょう。胃腸を冷やすと、必ず、「秋」につけがきます。
夏に下痢が多くなるのも、
夏バテによる食欲不振も、疲れだけでなく、胃腸を冷やしたことや水分の摂り過ぎによることが多いです。
私がこの時期、重宝する胃薬は「フラーリンA粒」
平胃散と五苓散を合わせた処方で、ふだんから「湿」が多く、胃腸が強い方ではないのに、
つい調子に乗って食べすぎてしまったためにおこる軟便などお腹の不調に「ありがたい」処方です。
(3日分からお分けできます)
汗かきタイプの人の夏バテ防止のお守りには、「生脈散(しょうみゃくさん)」がおすすめ。
補気生津の人参と、生津のバクモン、五味子の3つの生薬からなり、脱水を防止するとともに、元気をつけ抵抗力を強めます。