「先生、保湿もしてるんです。」

「食事も気をつけています。」

「でも、なんとなく良くなったり悪くなったりを繰り返すんです。」

こんな相談を受けることがあります。

私はその時、

まず肌の話を聞きます。

でも、その次に聞くことがあります。

それは、

「アクセサリーは身につけていますか?」

という質問です。

すると、

「え?関係あるんですか?」

と驚かれることがあります。

実は、アトピーで悩まれている方の中には、
金属アレルギーを併せ持っている方もおられます。

もちろん、

アトピー=金属アレルギー

という話ではありません。

ですが、

長年悩んでいる方ほど、
意外な盲点が隠れていることもあります。

夏になると増える相談

夏になると汗をかきます。

すると金属がイオン化しやすくなると言われています。

その結果、

・指輪の下がかゆい

・ネックレスの周囲が赤い

・時計の部分だけ荒れる

そんな変化を感じる方もいます。

ただ、

もっと厄介なのは、

本人が気づいていないケースです。

「毎日つけているから当たり前」

になっているからです。

原因探しがゴールではない

ここで誤解してほしくないことがあります。

漢方相談をしていると、

「原因は何ですか?」

と聞かれることがあります。

もちろん原因を探すことも大切です。

しかし、

もっと大切なのは、

なぜ今の体が反応しやすい状態になっているのか。

という視点です。

同じネックレスをしていても、

反応する人としない人がいます。

同じ環境でも、

悪化しやすい人とそうでない人がいます。

この違いを考えることが、
漢方の面白いところです。

そしてここから先は、

私が実際の相談現場で行っている

「金属アレルギーを疑う時に見ているポイント」

についてお話します。

一般的な情報ではなく、

相談薬局だからこそ見えてくる視点です。

私がまず確認する3つのポイント

①汗のかき方

汗をかいた後に悪化しやすいのか。

それとも乾燥時期に悪化しやすいのか。

ここで見える景色が変わります。

②湿疹の場所

耳の後ろ

手首

おへそ周辺

これらは金属との接触が隠れていることがあります。

③歯科治療歴

歯科金属との関連が検討されるケースもあります。

ただし、

勝手に歯科治療を変更する話ではありません。

必要であれば歯科医師と相談しながら進める内容です。

漢方で見ている本当のポイント

私が相談で重視するのは、

金属そのものよりも、

「反応しやすい体の状態」です。

例えば、

・汗がこもりやすい

・熱が上に集まりやすい

・胃腸が弱っている

・睡眠不足が続いている

・ストレスを抱えている

こうした状態が重なることで、

皮膚が敏感になっている可能性があります。

漢方では、
その方の証を見ながら、

体全体のバランスを整える方向を考えていきます。

だから同じアトピーでも、

全員が同じ漢方になることはありません。

これが伝統的な漢方の考え方です。

原因探しに疲れてしまった方ほど、

一度、

「今の自分の体はどんな状態なのだろう?」

という視点を持ってみてください。

そこに新しい選択肢が見つかることがあります。

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