12月22日(日)は、夜が最も長い「冬至」です。
太陽が一番南に来る「夏至」と反対に、夜が一番長くなる日。
古代中国ではこの日が新年。その後の暦でも「新年(春節)のごとく大切」とされています。
ちょっと難しい言葉ですが、“陰極まれば陽となす”と言って、「陰」(=夜)が長い冬至を境にだんだん「陽」(=昼)が増えていくめでたい日なのです。
私は、毎年「冬至」が来ると何となく楽しみでわくわくします。
まだまだ寒いですが、少しずつ日が長くなり日差しが優しくなり春が近づいてくる感じがしますよね。
冬至に、「ん」のつくものを食べると「運」がつくと言われていて毎年、母親が「かぼちゃ」の料理をしてくれます。かぼちゃは、消化が早く栄養満点。
そして、「小豆粥」を食べる習慣もあります。とくに、あずきの煮汁は最高の利尿剤!
身体にたまった毒だしのひとつ、朝一番の「おしっこ力」
これに自信がない方や疲れやむくみが気になる方は、ぜひ小豆粥をつくって食べてください。
あずきに含まれるビタミンCは加熱しても壊れることがないプロビタミンC。さらに女性ホルモンを調整してくれる植物性エストロゲンが豊富です。
話が脱線しますが、朝は排せつの時間。朝一番のおしっこ力は大切な毒だしチャンネルなのです。
夜中に腎臓が活発に働き、せっせと血液をろ過しながら、おしっこを作ってくれます。
血液中の毒のうち水で溶ける分90%が尿から排せつされると言います。
朝しっかりおしっこが出せる人は、若々しい証拠。
もし、小豆粥を食べても、「おしっこ力」の弱さが気になる方は腎の弱りを補うとてもよい漢方があります。
さて、冬至の日に「ゆず湯」に入ることも無病息災につながります。
寒い夜に十分、ゆず湯でカラダを温めようという先人たちの知恵。
とにもかくにも柚子はこの時期が旬で、柚子の皮に含まれる成分はたしかにカラダを温める効果あり。
ぜひ、二十四節気のひとつ「冬至」の日、あれこれ暮らしに取り入れて健康で新年を迎えましょう。