「昨日、そんなに飲んでいないのに、夜中に肌がかゆくなった」
朝、枕元を見ると、知らないうちに掻いた跡がある。

でも、仕事のあとの一杯は楽しみ。
友人との食事で、自分だけ飲まないのも少し寂しい。
そんな気持ち、よく分かります。
僕は「アトピーだから、お酒はやめましょう」と一方的に言いたいわけではありません。
ただ、知っておいてほしいことがあります。
お酒を飲むと、体は少し忙しくなる
アルコールを飲むと血管が広がり、顔が赤くなったり、体がポカポカしたりします。
この変化によって、人によっては皮膚の赤みやかゆみを、普段より強く感じる可能性があります。
さらに、お酒には尿を出しやすくする働きがあります。
翌朝、喉がカラカラになることがありますよね。皮膚も同じように乾燥しやすくなり、いつもなら気にならない衣服のこすれや汗が、刺激に感じられることがあります。
もう一つ見落としやすいのが、睡眠です。
お酒を飲むと寝つきがよくなったように感じますが、夜の後半は眠りが浅くなる傾向があります。
肌がかゆい。
眠りが浅い。
無意識に掻いてしまう。
こうして、翌朝の肌がいつもより荒れていることも考えられます。
禁酒して、僕自身が気づいたこと
実は僕も、禁酒して初めて分かったことがあります。
お酒を飲んでいるときは、それがいつもの状態なので、体への負担にはなかなか気づきません。
ところが控えてみると、朝の感覚や眠り方など、今まで見過ごしていた小さな変化が見えてきました。
「お酒を処理するために、体は思っていた以上に頑張っていたんだな」
身をもって、そう感じました。
もちろん、僕の実感が全員に当てはまるわけではありません。お酒への反応は、体質、量、頻度、食事、その日の疲れ方によっても違います。
だからこそ、「飲むか、完全にやめるか」の二択にしなくてもよいと思うのです。
まずは一週間、観察してみる
肌との関係が気になる方は、次のような方法があります。
数日から一週間、お酒を控えてみる。
その間、夜のかゆみ、睡眠、翌朝の赤みや乾燥を観察する。
再び飲んだ日にも、同じ項目を比べてみます。
お酒の種類や量、食べたものも簡単に記録すると、自分なりの傾向が見つかるかもしれません。
完全な禁酒が難しければ、量を減らす、飲まない日をつくる、お酒と一緒に水分をとるという方法も選択肢です。
大切なのは、お酒を悪者にすることではありません。
「今の自分の体には、どのくらいの付き合い方が合っているのか」を知ることです。
皮膚だけを見ない漢方相談
明石市のにんじん堂薬局では、皮膚の赤みやかゆみだけで判断するのではありません。
食事、睡眠、胃腸の調子、便通、冷え、汗、疲れ方、飲酒習慣などを丁寧に伺います。
伝統的な漢方の「証」の見立てを基本に、その方の体質や生活背景に合わせて、改善への選択肢を一緒に考えます。
「お酒をやめなさい」と叱られる場所ではありません。
やめられない気持ちも、楽しみにしている気持ちも含めて、お話を聞かせてください。
忙しくて明石まで来られない方、人目が気になる方、ご遠方の方には、オンライン相談も行っています。
お酒を楽しみながら肌をいたわる方法が見つかれば、翌朝に鏡を見るときの気持ちも少し軽くなるかもしれません。
笑顔の漢方🥕にんじん堂薬局
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