「先生、ここがかゆいんです」

そう言われて見てみる。

ところが――
赤くない。湿疹らしいものもない。

「どこですか?」

「いや、このへん。夜になると特に気になるんです」

こういう「見た目ではよくわからないかゆみ」、意外と困るんですよね。

かけば少し楽になる。
でも、また気になる。

「乾燥かな」
「年齢かな」
「気にしすぎかな」

そうやって済ませている方もいらっしゃいます。

かゆみは「皮膚だけ」とは限りません

もちろん、かゆみの原因として最初に考えたいのは皮膚です。

乾燥や炎症、刺激など、皮膚そのものに原因があるケースは少なくありません。

ところが、皮膚にはっきりした変化がないのに、全身のかゆみが続くような場合には、少し違った角度から考える必要が出てくることがあります。

たとえば、腎臓や肝臓に関係する病気、甲状腺機能の低下、鉄欠乏などでも、かゆみが現れる場合があることが知られています。

ここで誤解してほしくないのが、

「かゆい=内臓が悪い」ではない

ということ。

むしろお伝えしたいのは、

「皮膚だけに答えを求めなくてもいいかもしれない」

ということなんです。

漢方では「ほかに何が起きている?」を見る

これは、私が漢方相談をしていて大切にしていることともよく似ています。

かゆみの相談でも、

「どこがかゆいですか?」

だけでは終わりません。

冷えませんか?
反対に、ほてりませんか?
お風呂に入るとかゆくなりませんか?
夜に強くなりませんか?
胃腸の調子は?
便通は?
眠れていますか?
最近、疲れやすくありませんか?

一見、かゆみとは関係なさそうな話も伺います。

なぜなら漢方では、ひとつの症状だけを切り離すのではなく、その人の体に今どんな偏りがあるのかを「証」として見ていくからです。

同じ「かゆい」でも、みんな同じ体質とは限りません。

ここが漢方のおもしろいところでもあります。

「薬を塗っているのに…」と悩んでいる方へ

皮膚のケアはもちろん大切です。

それでもなかなか落ち着かない。

あるいは、そもそも皮膚に目立った変化がない。

そんな場合は、

「皮膚だけじゃなく、体全体から考えてみようかな」

という選択肢があってもいいと思います。

また、原因がはっきりしない強いかゆみや、長期間続くかゆみは、我慢して放置するより、一度医療機関で原因を確認してもらうことも大切です。

検査で確認することと、日々の体調や体質を丁寧に見ること。

どちらか一方ではなく、必要に応じて両方を上手に使えばいいんです。

明石市のにんじん堂薬局では、伝統的な漢方の「証」の見立てを基本に、お一人おひとりのお話を伺っています。

「こんなこと相談してもいいのかな?」

そのくらいからで大丈夫です。

ご来店が難しい方にはオンライン相談も行っています。
忙しくて時間が取りにくい方、遠方の方、人目が気になる方もご利用いただけます。

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笑顔の漢方🥕にんじん堂薬局
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