夏の暑い時、高血圧の方は比較的安定していると言われていますが・・・
じつは「心筋梗塞」や「脳梗塞」は夏に多く発生します。
その原因は、暑さによる脱水が関係しているケースが多く、若い世代の方でも注意が必要。
汗をかいたりして血液がドロドロになると血栓ができやすくなるのです。
さらに、血管に動脈硬化が進んでいると更にリスクがあがります。
ふだんから、血圧管理をしている方は、
血圧だけではなく、「脈圧」と「平均血圧」が正常値かチェックしていますか?
脈 圧
脈圧=上の血圧(収縮期血圧)ー下の血圧(拡張期血圧)
脈圧が大きいのは、動脈硬化のリスクが高いことを意味します。だから、脈圧(上の血圧と下の血圧の差)が大きいのは危険です。
正常値は、40~50前後。65以上になると、心筋梗塞や脳血管疾患のリスクが高くなると言われています。
心臓から全身へ血液を送り出す大動脈(太い血管)の硬化の程度がわかるものです。
平均血圧
平均血圧は、末梢の細い血管の硬化ぐあいをはかる指標になります。
平均血圧=下の血圧(拡張期血圧)+(上の血圧-下の血圧)÷3
正常値は、90未満
脈圧、平均血圧、とちらも正常値を超えているときは、動脈硬化が疑われます。
とくに、50歳以降の人は、末梢の細い血管から硬くなっていることが多く『瘀血(おけつ)』体質の改善を漢方でおすすめしています。