こんにちは。にんじん堂薬局の田原です。
今日は「体内にたまった油が皮脂腺からにじみ出す」——そんなお話をします。
私たちは毎日、食事の中で植物油をたくさんとっています。
サラダ油、大豆油、コーン油、ドレッシングやお惣菜にもたっぷり。
でも、体が使いきれないほどの油はどうなると思いますか?
実は、それが体の中にどんどん溜まっていくんです。
やがてこの余分な油は、皮脂腺という出口から体の外へにじみ出してきます。

すると、まず赤みやかゆみが出やすい場所
——おでこ、頬、ひじの内側、わきの下など——に症状が現れます。
これらの場所は、どれも皮脂腺が多い部分なんです。
つまり、アトピーの「火事の燃料」が油なんですね。
おでこや顔に赤みが出てきたら要注意。
脂漏性湿疹のはじまりで、体の中の油があふれ出しているサインです。
植物油の摂りすぎが続くと、かゆみの炎が全身に広がってしまうんです。

実際、1960年ごろから植物油の摂取量が急激に増えたのと同じ時期に、
アトピーや花粉症が一気に増えています。
「油のとりすぎ」——
これを見直すことが、かゆみを鎮める第一歩なんです。
体の中の油、ぜひ一度見直してみましょう。




