【腸内細菌ががんの治療を左右する】

先月、兵庫県立がんセンターの消化器内科の先生の研修会に参加して聞いた情報です。

最新の研究によって、がん治療の効果の良し悪しに「腸内細菌」が影響することがわかってきています。

とくに、抗がん剤治療をはじめる30日前に抗生物質を飲んだ患者さんと飲んでいない患者さんとでは、 

有効性に大きな差があり、抗生物質を飲んでいた人は免疫がダウンするという先生のお話でした。

 

抗生物質は細菌をやっつけて、体に必要な常在菌にも影響を与えてしまうので 

腸内環境が悪化し免疫機能が低下するのは想像がつくと思うのですが、

さらに、胃の痛みや胸やけをおさえる胃ぐすり(病院の処方薬)にも、

腸内細菌叢を悪化させるものがあると話しておられました。

 

代表的な薬のパリエットやタケプロン、ネキシウムなどは、腸内細菌叢によくありません。

飲んでいる人は、しっかり腸活をおすすめします。

安全で体にやさしい健胃生薬、漢方の胃腸薬もありますのでご相談ください。

 

さて、先生の話を聴いて“がん治療”というケースだけでなく、

ふだんから「腸の健康なしでは、健康は語れない」と思った次第です。

 

そこで新春号は、まずこの話題から・・・

①9割の人が知らない腸活ポイント

②正しい「腸活」の行動5選

③逆流性食道炎、ご相談ください

④脈圧と平均血圧は大丈夫?

⑤スタッフルーム&お知らせ

 

つづきは、げんコツ通信1月号をみてください。

ご登録いただいている皆様には、あと少しでお届けできると思います。

いつもお読みいただきありがとうございます。

おすすめの記事