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「もし“かゆみ”にスイッチがあるとしたら…それは、夜に入るとオンになるんです。」

こんにちは。にんじん堂薬局の田原です。

今日は、多くのアトピーの方が悩む
「夜、寝る前になるとかゆくて仕方ない」
この謎についてお話しします。

ある成人男性は、こう訴えます。
「夜になると、皮膚の奥からかゆみが湧き出してきて、
最初は1か所なのに、掻いているうちに全身へ広がり、
1時間以上も止まらない…どうしようもないんです。」

お子さんの場合も同じです。
夜中に突然起きて、ひとつの場所を激しくかきむしる。
そして気づけば、全身がかゆみの嵐。
この状態を、当店では“ひっかき発作”と呼んでいます。

なぜ、夜にこの発作が起こるのか?

科学的に完全に証明されたわけではありませんが、
私は、この“かゆみの燃料”が
食事で入ってきた植物油やタンパク質の未消化物=ポリペプチドではないかと考えています。

ポリペプチドは、本来なら吸収されないはずが、
疲れていたり、腸の働きが弱かったりすると
腸からそのまま血液へ入ってしまいます。

するとどうなるか?
血液に乗って、皮膚の炎症部――
つまり“火事が起きている場所”へ
どんどん運ばれていくんです。

そう、これはまさに
“かゆみの燃料が皮膚に補給されている状態”

だから、
食後しばらくするとかゆみが強くなる人が多い。
これは、まさにこの仕組みを物語っています。

さらに、いったんアトピーの炎症が治っても、
燃料となる食品――
植物油や卵・肉など動物性たんぱく質を
再び食べ過ぎると、
数時間後にはまた “かゆみスイッチ”が入る。
患者さん自身が実感するほど、はっきり現れるんです。

つまり、夜のかゆみの正体は
【供給され続ける燃料 × 夜のリラックス状態】
この組み合わせで、一気に燃え上がってしまう。

アトピーを改善するには、
まずこの“燃料”を断つこと。
ここから大きく変わりはじめます。

にんじん堂薬局の田原でした。
次回は、この燃料をどうやって止めるのか?
その具体的な方法をお伝えしますね。

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