汗をかいたあと、首や背中がムズムズ。

かかないように我慢しているのに、気づけば手が伸びている。
そして、お風呂で鏡を見ると赤くなっている。

「また、あせもかな」
「汗に弱い体質だから仕方ないのかな」

そう思っている方に、まず知ってほしいことがあります。

かゆみの原因は、汗だけとは限りません。

汗の出口が混雑しているのかもしれません

汗は、皮膚にある汗腺から細い通り道を通って、肌の表面へ出てきます。

ところが、大量に汗をかいたときなどに、その出口がうまく働かなくなると、汗が皮膚の中にたまり、小さな赤いブツブツやチクチクしたかゆみにつながることがあります。

これが一般に「あせも」と呼ばれる状態です。

ただし、汗をかくたびにかゆくなるからといって、すべてがあせもとは限りません。

乾燥した肌に汗が触れると…

夏は汗でベタつくため、「肌は潤っている」と思いやすい季節です。

ところが、エアコン、紫外線、洗いすぎなどによって、肌の内側は乾燥していることがあります。

健康な肌を、すき間の少ないレンガの壁だと考えてみてください。

乾燥した肌は、そのレンガの間に細かなすき間ができたような状態です。そこへ汗の成分や衣類の摩擦が加わると、普段なら気にならない刺激まで、チクチク、ムズムズと感じやすくなる可能性があります。

「汗をかいたから、しっかり洗わないと」

そう思って、ナイロンタオルでゴシゴシ洗う。
熱いシャワーを長く浴びる。
一日に何度も石けんを使う。

これでは、肌を守るために必要な皮脂まで落とし、かえって刺激を感じやすくなることがあります。

今日から選べる3つの対策

1.汗を放置しない

汗をかいたら、清潔なぬれタオルでそっと押さえます。

乾いたタオルで強くこするより、肌への摩擦を減らしやすくなります。着替えができる場合は、汗を含んだ衣類を早めに替えるのも選択肢です。

2.ぬるめのシャワーで流す

帰宅後は、熱いお湯ではなく、ぬるめのシャワーで汗を流します。

石けんを使う場合も、よく泡立て、手でやさしく洗う程度に。洗ったあとは、タオルでこすらず押さえるように水分を取ります。

3.ベタつく季節も保湿する

夏の保湿は、重たいクリームをたっぷり塗ることだけではありません。

肌の状態に合わせて、刺激の少ないローションや乳液などを選ぶ方法もあります。汗をかいていない清潔な肌へ、薄くやさしくなじませてみてください。

漢方では「汗だけ」を見ません

同じように汗をかいても、平気な人もいれば、すぐに赤くなる人もいます。

その違いを考えるとき、漢方では皮膚だけに注目するのではなく、汗のかき方、冷えやほてり、睡眠、胃腸の調子、疲れ方などを一緒に見ていきます。

にんじん堂薬局では、伝統的な「証」の見立てを基本に、体質や生活の様子を丁寧に伺います。

漢方薬も選択肢の一つですが、誰にでも同じものをご提案するわけではありません。その方にとって何が負担になっているのかを整理し、無理なく続けられる整え方を一緒に考えます。

赤みが強い、痛みや腫れがある、ジュクジュクする、急に広がる、何度も繰り返す場合は、まず皮膚科で確認してもらうことも大切です。

「こんなことで相談していいのかな」と思う必要はありません。

かゆみを我慢しながら一人で悩むより、肌から届いている小さな合図を、一緒に読み解いてみませんか。

明石市まで来ることが難しい方、忙しくて時間が取りにくい方、人目が気になる方には、オンライン相談もご用意しています。

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