にきびについて
にきびは、尋常性ざ瘡といいます。
突然できたり、繰り返してしまったり・・・顔のにきびは、鏡をみるたび気になってしまいますよね。
にきびは、顔や背中などの毛穴に皮脂がたまり、細菌が繁殖して炎症を起こした状態です。化膿すると、痕がのこる場合もあります。
『青春のシンボル』といわれたりしますが、皮脂の分泌の盛んな思春期だけではなく、大人のニキビのご相談で来店される方も少なくありません。
25歳以上の女性の10％程度が「大人のニキビ」に悩んでいるといわれています。
にきびの原因について
月経、食生活、過労、睡眠不足などが関係し、月経不順や便秘がある時にはできやすくなります。
また、3食きちんと食事をとっていても、ストレス過多だったり加工食品やインスタント、コンビニ食が多かったりすると、
皮膚の新陳代謝に必要な亜鉛などのミネラルが不足して、肌トラブルを悪化させている人も多いです。
にきびと漢方薬について
にきびに効果のある漢方薬は？
漢方薬では、全身状態を改善しながら『にきび』を治します。タイプによってお薬が何種類かあります。
血の滞り（瘀血(おけつ)によるトラブルには、駆瘀血剤。
炎症がひどければ熱を冷ます清熱剤など、気血水のバランスを整えて改善していきます。
【顔の赤み、炎症が強いタイプ】
【お顔に脂ぎった感じが強いタイプ】
【逆に、顔色が悪く冷え性で、ニキビにつやがなく隆起もなく、生理不順があったり、生理痛が強かったりするタイプ】
【不摂生な食事や胃腸の調子も良くなくて、口のまわりを中心にできているタイプ】
タイプによって漢方薬を使い分けるので、簡単にこの薬ですよ、というわけにはいきませんし、
いろいろ自分なりのお手当てをしたために、治りにくくなってしまっている人もいます。
まずは、漢方と合わせて、皮膚の新陳代謝をよくする『ミネラル』を摂られることを私はおすすめしています。
にきびが気になる方、ストレスが多い方には、喜んでいただいています。
にきびの食養生
ハト麦は、血や水の代謝を促し解毒作用があるので、便秘による肌荒れにもよいです。煎じてお茶やスープで飲んだり、お米に少し混ぜて炊いてご飯で食べてもよいと思います。
冷え症の人は、生姜やネギなど血行をよくする食材をとってください。
顔がほてり、化膿しやすい人は、キュウリ、緑茶、ゴーヤなど体の中の余分な熱をとる食材がおススメです。
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