よい睡眠をとるために

体調のカギは「睡眠」の質

●身体がだるい

●片頭痛がある

●朝、目ざめがスッキリしない

●日中の調子が悪い

●夜中に目が覚める

●体調がなかなか回復しない

・・・こんなことはありませんか?

体調回復、改善に大きく関わっているのが「睡眠の質」です。

私たち人間はしっかり睡眠をとることで、細胞の代謝・病気の予防や修復ができます。

睡眠時間もありますが、特に「睡眠の深さ(ノンレム睡眠)」をしっかりとることが体調の回復につながります。

それには、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌を促すことで深い睡眠をとるようになっていますが、老化とともにメラトニンの分泌が低下していきます。

 

 


1時間でも深く、そして翌朝が楽に

睡眠中、カラダでどんなことがおこっているのでしょう

 

眠っている間は、深い眠りと浅い眠りが周期的に繰り返されています。

入眠すると、浅い眠り(ノンレム睡眠段階1,2)を経て深い眠り(ノンレム睡眠段階3,4)となります。

このサイクルを1周期として、一晩の睡眠中に4~5回繰り返しています。

深い眠りの時は、脳の活動が低下し脳がしっかり休息することができ、脳にたまる有害物質を除去しています。

 

深い質の良い睡眠がとれていないと脳は「ゴミ」だらけ?

深い眠りが十分にとれていないと、ホルモンや自律神経の乱れ認知症がおこるといわれています。

 

 

ぐっすり眠れていないと、何となく調子が悪い…そんな経験は誰もがあると思います。

「眠れない」というお悩みをお持ちの方も、続きをお読みください

 

睡眠の質を上げるためにはどうすればよい?

 

眠気のリズムと体温の変化を知っていますか?

私たちは、眠りにつく4時間ほど前から指先の皮ふ体温が少しずつ上昇し始め、

高くなるとやがて体の内部の体温(深部体温、脳温)が下がり始めます。

この時期に睡眠に入ることがわかっています。

 

●赤ちゃんばかりではなく、健康な成人でも眠くなると手足がポカポカしてきます。

冷たい手足のままでは眠りに入れなくなります。

入浴などで体を温めると、その後の体温低下にともなって入眠しやすくなります。

暑い日でもシャワーだけで済ませず、湯船にゆっくりつかることがお勧めです

 

●寝る3時間前までに食事を済ましましょう。

寝る前に食べて胃のなかに食べものがあると、眠りについてから体温があがってきます。

眠っているつもりでも【深い睡眠】はとれてはいないです

 

●自律神経が緊張していると手足に血液が巡らず、眠りにくくなります。

眠る直前までスマホパソコンゲームなどは控えましょう。

 

●深い睡眠をうながすホルモン「メラトニン」

メラトニンの血中濃度は、1日のうち「昼は低く、夜は高い」というリズムを刻みます。

起床後に十分な太陽光を浴びましょう。

朝の光を浴びてから14~16時間ぐらい経過すると、松果体からメラトニンの分泌が始まり1~2時間後に自然な眠気がでます。

朝、カーテンを開けず暗い部屋で過ごしていると適切なリセットが行われません。

 

反対に、夕方から夜の時間帯に強い光を浴びると、メラトニンの分泌が抑制され眠りの準備が遅れます。

夜は少し照度を落として、ゆったりと過ごしましょう

 

●年齢を重ねるとメラトニンの分泌が激減し、眠りのトラブルがおこりやすくなります

睡眠がうまくとれない、ぐっすり眠れていない、と感じるという方は「忘憂草」がおすすめです。