38歳以降の女性の健康のために
女性は思春期から成熟期、更年期、閉経後とライフステージによって体調や悩みが変化します。
それは、38歳ごろから低下しはじめる女性ホルモンの分泌量の変化に大きく影響しています。
しかし、ホルモンバランスが変化する「更年期」はつらいものと決めつけないでください。
あなたがどのような更年期をすごすかは、あなたの身体の状態によるものです。
生活習慣やストレスなどにより、体内バランスをくずしていると、女性ホルモンのアンバランスに拍車をかけます。
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なかなか疲れがとれない
仕事や家庭のことで何かと心労が増える更年期は、
女性ホルモンを出すように司令する脳と、司令されても出せない身体とのアンバランスがおこる時期。
このアンバランスでて脳も身体も無理を重ねてしまい、いつまでも疲労感が残りやすいです。
さらに、「元気」を作り出す工場(脾)の機能も低下しているとエネルギーを生み出す力も落ちています。
ホットフラッシュ
突然カーッとほてって汗が流れ落ちる、更年期の代表的な症状ともいえるホットフラッシュ。
これは、女性ホルモンの急減が引き起こす、自律神経失調症のひとつです。
不眠
女性ホルモンを司っている脳の視床下部は、同時に、緊張神経(交感神経)とリラックス神経(副交感神経)を切り替える役目をはたしています。
女性ホルモンが急減すると、視床下部に混乱が生じその切り替えがうまくいかず、緊張状態が長く続いて眠りにくくなることがあります。目が冴えて眠れない、眠りが浅くて何度も目が覚める、早朝に目が覚めてしまう、など不眠のタイプは様々あります。
うつ・くよくよ・イライラ
やる気がでない、気分が落ち込む、こんな心のトラブルも更年期症状のひとつです。
ホルモンの急減から脳と心のアンバランスがおこるものです。
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膣炎
多くの女性が悩んでいる、萎縮性膣炎
更年期が終わったころから、おりものが気になる、膣の渇きや痛みを感じるなどの症状に悩む女性は少なくありません。
これは、女性ホルモンが減少することで膣の内側の細胞の働きが衰え、細菌が繁殖しやすくなってしまうため。
膣の粘液が減り、傷みやヒリヒリ感、渇いた感じなどの症状があります。
膀胱炎
膀胱炎は、細菌が侵入して炎症がおこる膀胱炎と非細菌性膀胱炎があります。
女性ホルモンの分泌が低下すると、デリケートゾーンが乾燥しがちになり細菌が侵入しやすくなります。
非細菌性の膀胱炎は冷えるとひどくなることがわかっています。
内臓脂肪(メタボリック症候群)
女性は更年期に入ったら、内臓脂肪にご用心ください。
メタボリック症候群とは、内臓脂肪が蓄積することでさまざまな病気を招きやすくなる状態のこと。
更年期に入いると女性ホルモンが減少し、内臓脂肪が蓄積・肥大化しやすくなります。
脂肪細胞が肥大化すると悪玉ホルモンが放出され、血圧や血糖値が上昇しやすくなり、糖尿病、高血圧、高脂血症、動脈硬化などの生活習慣病のリスクが高まります。
近年、高血圧症の一因である「アンジオテンシンノーゲン」というたんぱく質が脂肪細胞でつくられることがわかり、内臓脂肪が増えると血圧が上昇しやすくなります。
冷え・血流
女性には、冷え性に悩む人が多いと言われています。
季節を問わず寒気を感じたり、常に手足やお腹が冷えていると感じたりします。
冷えの原因には、食事の不摂生やストレス、寒さなどによって「血」のめぐりが悪くなったもの、必要な「血」が足りなくなって全身に行き渡らなくなったもの、水分代謝が悪くなって身体のなかに水分が溜まりすぎてしまったことによるものなど、さまざまな要因があります。
産後ケア
出産は体に大きなダメージを与えるので、お母さんになった人の【産後ケア】はとても大切です。妊娠や出産でホルモンバランスは大きく変わり、出血量も多いため、ふらつきや腰痛、血圧異常などが起こることも不思議ではありません。
しっかり産後ケアをしていないと、産後うつになったり、数年経ってからも不調を訴える人も多いです。妊娠・出産という大きな仕事をしたあとです。漢方で身体をケアすることを強くおススメします。
滞る『血』を排泄し体調のリセットを図り、不足した『血』を補うとてもよい漢方薬があります。お問合せください。
アラフォー世代の妊活
晩婚化がすすみ、30代後半から40代での出産は増えています。
妊娠力は、年齢だけでなく個人差があります。糖質の摂り方や食習慣によっては終末糖化産物(AGEs)がたまって老化が進み、卵巣の機能が低下します。
不妊治療への有効性を確認
妊娠には「受精」と「着床」が必要ですが、最新の医学をもってしても難しいのが着床です。受精は、顕微鏡下でもできるのですが、着床は女性の体内でしかできないからです。
着床には数種類の着床因子が関係していますが、なかでも「LIF」と「TGF-β」の重要性が注目されています。
慢性子宮内膜炎
慢性子宮内膜炎とは、軽度の炎症が子宮の内側にある粘膜で継続的におこっている病態です。
急性子宮内膜炎とはちがい、発熱や痛みなどはなく自覚症状があらわれるケースが少ないのですが、「妊娠」を希望される方には注意が必要です。原因不明の不妊や着床障害、習慣流産などの原因になることが報告されています。